ウェディングレジストリとは、新郎新婦が欲しいものをリストアップ（ウィッシュリスト）し、友人や親族はそのリストから品物を選んで贈る欧米の風習です。
（みんなのウエディング ）より
起源はフランスの「リスト・ド・マリアージュ」（「結婚のためのリスト」）という風習と言われており、国によって呼び方が変わります。
- アメリカ……ウェディングレジストリ（Wedding Registry）
- イギリス……ウェディングリスト(Wedding List)
- フランス……リスト・ド・マリアージュ(List de Mariage)
- イタリア……リスタ・ディ・ノッツェ(Lista di Nozze)
- スペイン……リスト・デ・ボダ（Lista de Bodas）
日本ではご祝儀として万単位でお金を贈る習慣が一般的ですが、欧米では品物を贈ることが主流です。
ゲストは、キッチン用品や写真立てなど、新生活に必要と思われる実用品にカードを添えて、披露宴やパーティー会場に持参します。
結婚式の前であれば新婦の実家に送り、披露宴の場合はギフト用のテーブルに置きます。
とはいえ、「何を贈ったらよいのか」贈る側の迷う手間もあり、なかにはダブってしまったり、新郎新婦の趣味にあわないプレゼントがあるかもしれません。
そこで、新郎新婦がウィッシュリストをデパートや生活雑貨、食器などのショップに登録（registry）しておき、披露宴やパーティーの招待状にそのデパートやショップのレジストリを記載するのです。
友人たちはそのショップにいき、新郎新婦名とレジストリを告げます。 ショップ側がリストを出してくれ、友人たちはそのなかから贈りたい品物を選び贈ります。
高額の品物は、複数の友人で贈りますし、すでに誰かが贈った品物はリストにチェックがつけられているため、プレゼントが重なることがなく、新郎新婦と贈る側双方にメリットがある方法です。